建築環境302 of ＤＯＫＯＡＥＤ－４（リフォーム建築環境）

所在地：福岡県筑紫郡那珂川町
用　途 ：休憩所
構造・規模：木造平屋、敷地面積3,485㎡、床面積：休憩棟－94.00㎡、便所棟－56.25㎡
設計チーム：建築－土公純一　/構造－川崎　薫　/設備－古田隆次　/綜合・土木-牧之瀬康生（㈱マエダ）
施　工：（有）福政建設
竣　工：1998年
特　徴：当施設は国道３８５号線、那珂川町の中ノ島公園に隣接し、休憩と地域情報の提供を兼ねた施設である。蛍生息地としての豊かな自然を残している環境は、福岡市からのアクセスもよく、夏には子供たちの水遊びやキャンプなどで賑わっている。建築としては休憩棟と便所棟があるが、それぞれ、周辺環境になじむように軒高を低く抑えた方行屋根とし、緑青色の明るい鋼板で葺きあげている。休憩棟はガラス窓を多用した開放的な構成とし、自然豊かな中ノ島公園と一体化となるよう計画している。便所棟は逆に壁で閉ざし、天窓から採光する閉鎖的な構成でプライバシーを確保しているが、構法的には両方とも、構造材をあらわしにしたシンプルな空間としている。